信州SABO紀行 安曇野市有明中房川
2019/01/31
宮城ゲート横をすり抜け、歩き始めたのは5時だった。
空には星が輝き、雪の足元を照らすライトには無数の獣の足跡が広がっていた。
年末年始には登山者のための臨時駐車場に入り切れない程の車があったが、
この日は車も、人の足跡も無かった。
中房川に沿って深い渓谷を走る、県道327号槍ヶ岳矢村線。
冬季通行止めのゲートが閉まってから何度かブラブラと散歩で行った事はあったが、
洞門を過ぎた位までしか行った事は無く、そこから先は徒歩では初めてだ。
今回はあまりブラブラせずにSABOを探して中房温泉まで行ってみる事にした。
歩きだして思ったが、
雪の上につづく獣の足跡を踏みしめて歩いてしまうのはなぜだろうか?
道幅だって5m程あり、誰も歩いていない新雪を歩いてもいいだろうと思うけど、
なぜか獣の足跡の上を歩いてしまう。
獣と言っても小動物だゾ。
足跡が途切れたりすると足跡を探したりなんかして・・・。
なぜだ?
6時間かけて中房温泉に到着。
すでにクタクタ。
中房温泉は営業していなかったが、従業員に声をかけたら大浴場に特別に入れてもらえた。
ここは小学生の時にプールのような大きな露天風呂に入って泳いだ記憶がある。
そんな事はどうでもいい、日が沈む前に帰りたいので、ゆっくりしていられない。
で・・・、
獣の足跡を踏み付けた自分の足跡を踏みつけて、
5時間かけ宮城ゲートまで下りてきた。
それで・・・タイトルになっているSABOは結局上手く撮影できなかった。
代わりにTUNNELの動画をどーぞ。
とにかく疲れた。
雪の上を往復11時間歩くのは自分の体力ではキツかった。
靴は長靴だった。
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